ヴァイオリンの誤解
ヴァイオリンは不自然な姿勢なので肩こりに悩まされる、と言うのが非常に多い誤解です。
そもそも、400年以上同じ形で進化しないと言う事はバイオリンの形が完全形である事を意味します。
体に負担をかけるような楽器であれば人間の骨格が変えられない以上楽器の方が形を変えるのは、
他楽器を見ても明らかだと思います。
大人の場合は特に体幹、重心、インナーマッスル、骨格から指導してくれないと不自然な姿勢になりやすく
不自然な姿勢の楽器だから上手くならないのではなく、自然な姿勢に指導してもられば上手くなると言えます。
そして、一生懸命練習してるのにギーギー言うと言うのも誤解からなる練習法だと思います。
楽譜や左手の練習重視だったりすると当然そうなります。いつまでたっても上手くなっているように感じないのは、
左手だけでは音は鳴らない為、左手は上手くなっているのにそれを表現する事が出来ないからです。
音を出しているのは右手の弓なのでバイオリンが綺麗に鳴る為には弓の丁寧な指導が不可欠です。
つまり、バイオリンはいかに力を抜いて弾くかが上達のとても重要な鍵なのです。